守備応用編① たまらん源田壮亮選手のゴロ捕球 当て捕りのワンランク上 西武ライオンズ

プロ野球

守備応用編① たまらん源田壮亮選手のゴロ捕球 当て捕りのワンランク上

 源田壮亮選手は西武ライオンズのショートのレギュラーとして活躍されており、4年連続ゴールデングラブ賞を獲得されました。源田選手の華麗な守備のプレーはプロ野球ファンを魅了し、たまらん源田の守備などと表現されYouTubeでも話題になっています。

そんな源田選手の守備の基礎となっている事を紐解けそうな動画がYouTubeにも多数上がっていましたのでその内容を踏まえ、源田選手の華麗な守備の秘訣について分析したいと思います。

堅実かつ華麗な守備

 源田選手のプレーは堅実かつ華麗な守備が特徴ですが、守備の基本については以前説明させて頂いた川相さん、宮本さん、井端さんが教えて頂いてくれている内容は当たり前のようにこなされていると思います。

守備の基本

守備の基本 大切なことは(エラーをしない方法)①スローイング編

守備の基本 大切なことは(エラーをしない方法)②基礎を身に着けて確実にアウトにする 内野手捕球編

 守備の名手と言われる選手達はそういった基本的な事を大事にされて、当たり前のように押さえられていると思いますが、源田選手はそこからワンランク上の独自のこだわりと技術があります。その新たな取り組みがまた野球の新しい常識になり基本となり、また新たな発展があると思いますので、そういった源田選手の新たな取り組みについてご説明していきたいと思います。

パ・リーグTVより 源田選手の守備 総集編

源田壮亮選手の最高な技術

 結論からお話をしますと源田選手の守備の秘訣として2つの要素があげられます。

当て捕りといった捕球のうまさ
使いやすいグローブによる華麗なグラブ操作(ハンドリング)

ボールの捕り方について

 まず始めに源田選手の突筆した技術として捕球のうまさがあります。以前から主流となりました当て捕りという言葉がありますが、源田選手はこの当て捕りの動作がとても綺麗に見えます。

源田選手の使っているグローブはZEETのオーダーグラブとなり、小指2本入れに対応しているグローブです。

 そのため、ポケットがとても深くボールをしっかり掴み捕れる感覚を持つことができます。この感覚はグローブとボールを弾かせて捕るような当て捕りとは相反する感覚なような気がしますが、源田選手はこのポケットの深いグローブを面として捉え、グローブにボールを納めつつ、ポケット内でボールとグローブでバウンドをさせて投げる手にボールを受け渡しています。実際にその原理について西武ライオンズの公式YouTubeチャンネルで辻発彦監督がこの当て捕りについて解説してくれています。源田選手の捕球動作と共に確認して見てください。

 動画内でもお話をされていましたが、捕球時にボールを受ける入射角と同じ角度の反射角で右手を添えて待機しているため、自然とボールが投げる手の中に納まります。この動作を深いポケット内で行うため、弾くようなエラーは少なくなり、見てる方からしてもしっかりボールをキャッチしているように見えると思います。

グローブの面を向けすぎない

 この際に面を意識しようとして、グローブのポケットや手の平をボールに対して真正面に見せてやろうとする事は避けるべき事だと思います。この正面にポケットと手の平を見せてしまう動作は、グローブの構造上ボールが納まりづらく、弾いてしまう原因になってしまいます。実際に自分のグローブを見てもらえれば分かると思いますが、グローブは正面から見て2分割に閉じるのではなく、土手からウェブにかけて斜めに閉じるため正面を見せてしまうとグローブを閉じる時に打球の進行方向から斜めにグローブが閉じてしまいます。そのため自然に手を下ろした方がボールは自然とグローブに納まりますので皆さんも是非実践してみてください。

トクサンTVではこの源田選手の捕り方を受け捕りの表現され、野球ギアを使って捕球方法を実践されていました。興味がある方はチェックしてみてください。

トクサンTVより

使いやすいグローブによる華麗なグラブ操作(ハンドリング)

 またグローブのポケットが深い事で逆シングルや片手でボールを安心してキャッチできます。メジャーリーグはアクティブなプレーが多いため小指2本対応型のウィルソン86型などが主流になっているのも同じ理由があげられます。

ボールが自然とグローブに納まる感覚は守備をするにあたってこれ以上にない安心感があると思います。

 西武ライオンズの外崎修太選手もウィルソン86型を2020年から使用していますが、キャッチングが得意になったと実感されているコメントがありました。捕球の安定はスローイングの安定に繋がりますので、コユニ対応グローブは内野手にとって強力な味方になってくれると思います。

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基本と応用のバランス

 しかし、元ヤクルトスワローズの宮本慎也さんは守備の基本ついて、YouTubeにてこのように語っています。ショートのプロ野球選手のプレーを真似するのであれば巨人の坂本勇人選手をマネしてほしい、源田選手の守備はどうしてもハンドリングに頼りがちな部分が目立つという旨のコメントを残されています。

 私の解釈からすると、内野手としての基本の動作を忠実にこなしていらっしゃるのは坂本勇人選手であり、源田壮亮選手は守備の基本がしっかりできたうえで、自身のハンドリングのうまさと捕球の信頼感から、少し無理な体勢でも捕球できる自信があるため、多少基本から派生したプレーがあるのではないかと思います。

そのため実際に守備範囲が広い事や、守備が上手い事と真似をしてほしいプレーは同じではないという事が言えると思います。プロ野球選手はトップレベルであるため基本が出来たうえで個性を出して、更なる技術向上をされている方も多くいらっしゃると思います。また、不調に陥った時に凡ミスが重なった時はやはり基本に帰る時もあると思いますので、どんな上のレベルになっても基本と応用の繰り返しになるのではないかと思いました。

以上の事を気をつけたうえでプロ野球選手のプレーを見て良いところをどんどん吸収できたら良いですね。

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