配球で陥るリズムとは(パターン化と型通り) 野村克也さんから学んだこと

スキルアップ

人のリズムと習性(パターン化と型通り)

 今回は野村克也さんが説いた配球の際に気をつけるべき事として、リズム(パターン化)についてお話をしたいと思います。

  野村さん曰く、人間の脳は野球というスポーツにおいてもリズムや習慣に慣れやすく好む傾向があるとの事です。リズムとは「型通り」「パターン」という言葉に変える事ができます。

2拍子と3拍子

 特に人は2拍子(外、内、外)3拍子(外、外、内)を好む習性があり、打者も必然とこのタイミングに身体が合っていくものです。そのため、配球をする際にはこのパターン化や型通りにハマる事に気をつけなければならないという事になります。

拍子抜け(ギャップと緩急)

 そして、このリズムを好む習性はバッターにも言える事なので、このリズムを逆手に取る事でバッターの狙い球を外す事ができるのです。

 何でもかんでも奇抜にランダムに選択しろという事ではありません。リズムがある事で緩急やギャップを付けられるでしょうし、そのギャップによって型通りも有効になる場面も増えてきます。

一球、一球に根拠を持つ

 またパターン化しないためには配球の際に一球一球に根拠と確信を持ち、ピッチャーに要求する事が必要になります。一球一球、独立した存在なのです。

 

まとめ

人はリズムとパターン(習慣)を好む習性がある。

 配球において習慣とパターン化しないよう気を付ける。バッターとしてはバッテリーのパターンを理解して利用する。

特に配球をする際には2拍子(外、内、外)3拍子(外、外、内)には気をつけてパターン化しないように気をつける。

 人間の好むパターンはだいたい決まっている。人の習性を理解する。

リズムやパターン(習慣)を逆手に取って緩急やギャップを付けて狙い球を絞らせない。

 リズムを好むのはバッターも一緒なため、隙を突き緩急やギャップでバッターを戸惑わせる。バッターのリズムに合わせてはいけない。

リズムがあるからこそ、拍子抜けがある。

 なんでもかんでもランダムしたり、裏をかこうとすれば良いものではない。基本やリズムがあるからこそ緩急やギャップが生じる。

⑤一球一球、根拠も持って独立した存在として捉える。

 思考を停止して、このカウントはこの球と決めつけて配球をするとパターン化に繋がってしまう。1球1球根拠を持って決まりきった配球をしないようにする。

 

おまけ

 よくプロ野球を見てる時に何でインコース使うんだよ!とかここはカーブ投げろよ!とか文句を言いながら楽しんでいるプロ野球ファンの方は多いと思います。

 そこで一つ、新しい見方としてキャッチャーの要求した1つ1つの球に根拠を想像して考えてみてください。リードは結果論という言葉がありますように正解は無いと思います。ただ人それぞれに根拠はあると思うのでその根拠を想像するのもまた楽しいと思います。解説の方の根拠を聞く事も楽しみの一つです。結果が答え合わせなので打ったバッターの目線も考え、根拠と思考のぶつかり合いを読み取るという視点もまた楽しいと思います。

読んで頂きありがとうございました^_^

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