待っていた川端慎吾選手の復活・日本一を決めるタイムリーヒット
日本シリーズ第六戦の12回表のツーアウト2塁からのタイムリーヒットは印象深く、今シーズンの試合終盤で代打で出た時のチャンスメイク、殊勲打など数多くのヒットを放ち、川端慎吾選手無くしては今年の日本一はなかったと言えるくらいの存在感でした。
今年のヤクルトスワローズは20年ぶりの日本一を成し遂げ、その立役者として川端慎吾選手の存在はとても大きかったと思います。
新しい役割を代打として
今シーズンの代打89試合出場し、
82打数30安打 1本塁打 18打点打率.366 出塁率.416
の成績を残しました。惜しくも真中満選手の持つ日本のシーズン代打安打記録の31安打までは1安打届きませんでしたが十分過ぎる成績と言えますよね。
値千金となるホームランで奥川投手に勝ち星をプレゼント
そんな川端選手の活躍の中で今シーズン一番印象に残っているのは、6月20日に神宮球場、対中日戦の試合です。奥川投手が7回まで4安打無失点で抑え、代打川端選手がその裏の攻撃ツーアウト一塁の場面で決勝ツーランを放ち2-1で勝利しました。結局奥川投手にも勝ち星が付き、チームや奥川選手にとって、とても貴重な一勝となりました。
その試合は6回までノーヒットだったヤクルト打線でしたが、ツーアウトから代打宮本選手がこの試合初となるセンター前ヒットを放ち、値千金の勝ち越しホームランであっただけにまさに最高の殊勲打を放った試合でした。
私もその試合はテレビで観戦をしていましたが、宮本選手がヒットを放ち、川場選手に回った時点で何か起こるような予感がするくらい期待感を持たせてくれる川端選手の打席でした。宮本選手もとても期待感を持たせてくれる選手であの回はチームがノーヒットながら何となくゲームが動きそうなそんな雰囲気を感じた記憶があります。
来シーズンはレギュラーとして復活宣言
そんな川端選手でしたが、来季はスタメン出場を目指したいというニュースが報道され私はとてもワクワクしています。
川端選手は元々ヤクルトスワローズのレギュラー選手であり、2011年に初めて規定打席に到達.268を記録し、その後2012年も規定打席に到達、2014年には初めての3割越えとなる.305を記録しブレイクとなり2015年には打率.336を記録、首位打者とベストナインを獲得してヤクルトスワローズのリーグ優勝に大きく貢献しました。
しかし、2017年に腰の椎間板ヘルニアを発症し、これまでのように満足にプレーする事が出来なくなってしまい、思うような成績を残せないまま数年間を過ごしてこられました。
そういった経緯の中で今シーズンは見事代打として結果を残し見事復活を果たした一年となりました。今年の代打での役割はこれ以上のない活躍をされ来季への期待はとても高まっており、来季も代打の切り札として期待される方はとても多いと思います。
しかし、今年の代打での成績は十分過ぎる活躍であるためこれ以上、もしくは同等の活躍を期待するのはある意味欲張りなような気がします。
そういった中、川端選手が代打での出場ではなくスタメンでの出場を目指すという考えは現状維持しようという考え方ではなく、改めてレギュラーとしてさらなる活躍を志すという前向きな姿勢にとても嬉しく思いました。
もちろん怪我や身体の状態の心配はありますが、野球選手である以上、レギュラーの獲得は常に目指したいものだと思います。この時期に来季に向けてスタメンを目指すコメントをした川端選手の来シーズンが楽しみで仕方ありません。
レギュラー奪取に向けてライバルとなる選手は?
そこで、来季の川端慎吾選手の守備位置と打順を予想しライバル選手と比較をしてみようと思います。
おそらく来年の川端選手の守備位置は内野で一番負担の少ないファーストになる事が予想されます。本来はサードを守っていた川端選手でしたが、現在は腰の不安ごある事と、村上宗隆選手の著しい成長もあり、おそらくサードを守る機会は少ないでしょう。
そうなるとライバルとなるのが一塁手として115試合(サード出場含め計120試合)に出場したホセ・オスナ選手があげられると思います。
次回はオスナ選手と川端慎吾選手の特徴と成績を比べて来シーズンどのような成績を残すのか予想をしてみたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございます。