南海ホークスメモリアルギャラリー、南海ホークスと大阪球場の歴史に触れる

　皆さんは南海ホークスメモリアルギャラリーをご存知でしょうか？

　前回のお話で南海ホークスと大阪球場の歴史についてお話をしました。

昭和プロ野球史①　南海ホークス本拠地大阪球場の思い出

　今回はそんな南海ホークスと大阪球場の歴史に触れる事のできるメモリアルギャラリーと記念碑についてご紹介したいとおもいます。

南海ホークスメモリアルギャラリーと記念碑
1. 2021年にリニューアルオープン　　ギャラリーに加わったのはあの人
  1. 南海ホークスと野村克也
  2. 発起人は愛弟子、江本孟紀さん
2. メモリアルギャラリーと記念碑に行ってみて
  1. 大阪球場跡地、記念碑
  2. 南海ホークスメモリアルギャラリー

南海ホークスメモリアルギャラリーと記念碑

　現在は都市開発をされて、難波はビル街となっていますが、昭和の時代はそういった一等地に立派な球場がありました。南海ホークスの本拠地として昭和のプロ野球の数々の名勝負の舞台となった大阪球場ですが、一時は住宅の展示場として活用されていましたが、1998年10月に完全閉鎖され結局取り壊されてしまいました。

　今はなき大阪球場ですが、その跡地にはなんばパークスという商業施設というビルが建っており、施設内にはホームベースとピッチャープレートがあった場所に記念碑が残っています。そしてビルの9階屋上庭園にて南海ホークスメモリアルギャラリーという施設があり、南海ホークスの輝かしい歴史を展示としてしっかり残されています。

https://namba.keizai.biz/amp/headline.php?id=4581 出典:難波経済新聞

2021年にリニューアルオープン　　ギャラリーに加わったのはあの人

　そんな南海ホークスメモリアルギャラリーですが、2021年2月にリニューアルオープンしました。ニューアルをしたことでなにが変更になったかと言いますと、野村克也さんの歴史がメモリアルギャラリーに加わりました。

https://otent-nankai.jp/category/topic/amp/210301_nankaihawks_546 出典:大阪・和歌山おでかけ情報

南海ホークスと野村克也

　1977年に当時沙知代夫人との球団との関係にて揉め事となってしまい南海の監督を解任されて以来、球団の様々な事情が絡み野村さんの資料は展示されていませんでした。
戦後初の三冠王、選手権監督してリーグ優勝に導いた功労者である野村克也さんの資料が展示されていなかったことを残念に思っていたファンの方も多かったと思います。

発起人は愛弟子、江本孟紀さん

　そういった経緯があった中、現役時代バッテリーを組み、野村再生工場にて活躍を果たした当時南海ホークスのエース江本孟紀さんが今回のプロジェクトの発起人となりクラウドファンディングにて野村克也さんの展示品を含めリニューアルの資金を募っていました。こういった活動により南海ホークスメモリアルギャラリーのリニューアルまで至りました。

　新しい展示として「野村克也青春のホームベース」「大阪球場ヒストリー」等の5つの映像作品も追加されたようです。

【特集】消えた“野村克也の記録”　大阪球場の跡地で新計画

デーブ大久保のYouTubeチャンネルにて

メモリアルギャラリーと記念碑に行ってみて

　私はリニューアル前に一度、メモリアルギャラリーとホームベース、マウンドの記念碑に訪れた時があります。

　実際に訪れてみますと過去の面影はなく、オシャレな商業施設と移り変わり、とても現代的な街づくりが完成されていました。しかし、駅周辺のアーケード街やなんば駅などを見ると昔の面影が残っている部分もあり地方出身の私からすると、とても新鮮な気持ちで街を徘徊できました。今度訪れた時は裏なんばでゆっくり飲みたいと思っています。前回は天王寺で飲ませていただきました。

現地にて撮影